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2012.06.28 Thursday

映画「ローマ法王の休日」

試写会に行ってきました〜

「ローマ法王の休日」


あらすじは……

ローマ法王の逝去により、新たな法王が枢機卿108名から投票で選出されます。
ヴァチカンの最高地位ですから、この地位を得るためにみんな必死だろうと
思いきや……
ええ、みんな必死に祈っていました。自分が選出されませんように、と。

選ばれた気弱な枢機卿・メルヴィルは就任演説直前にビビってしまい、
ヴァチカン宮殿内を逃走。
報道官や枢機卿たちの説得も、セラピストの診察の甲斐もなく
「私にはムリだ」を連呼し、群衆の前に立つことができません。
ちなみにこのセラピスト、監督・脚本のナンニ・モレッティが演じています。

さて、正体を隠してセラピストの元妻(これまたセラピスト)に
診察してもらうため、ヴァチカンの外に出されたメルヴィル。
診察の帰りに付き添いの報道官の隙をついて、またもや逃走!

謙虚で真摯すぎるが故の、ヘタレな行動ですが
彼は過去やこれからを考える時間を得ます。
最終的にヴァチカンに戻った彼が、群集の前でしたスピーチは……。


あらじすだけを聞くと、コメディっぽい感じがしませんか
確かにそういうシーンは多く、私も何度も笑ってしまいました。
ですが、単なるコメディではないんです。

それが、メルヴィルのスピーチに集約されています。
スピーチを聞いた瞬間、私も絶句しました……
でも。あのスピーチをメルヴィルがどんな思いで言ったのか。
想像すると鳥肌が立ちます。

枢機卿たちのほのぼの、滑稽なシーンもそうですが、
新法王の逃走やセラピストが読みあげる聖書の文言。
そして、このスピーチ。
よくヴァチカンからクレームが来なかったなぁと思う内容なんですが
来なかったそうです。それもまたすごい……。

映画で法王選出に関するルールはきちんと描かれていますが、
パンフレットにも「映画が3倍面白くなるキソ知識」コーナーがあって
へぇ、そうなってるんだぁと唸ることだらけでした。

日本人の枢機卿もおられるんですね。びっくりしました……。
映画ではお名前も呼ばれていて、ヴァチカンを身近に感じます

メルヴィル役のミシェル・ピッコリはなんと86歳
そんな年齢に見えません。
仲間の枢機卿が自分に救いの言葉をかけてくれると思ったのに、
ごくごく普通に、正論を説かれた瞬間の気落ちした表情が
とってもキュートで印象的でした
最高峰の宗教者も普通の人間と変わらないんだなぁと実感させられる
と同時に、救いって何だと考えさせられるシーンだったかも……。

個人的に、報道官のイエルジー・スチュエルもお気に入り。
必死で任務を遂行したいのに思う通りにならない。
苦悩しまくり、苦労しまくりですが、何故か笑えるのです。

法王を一人の人間として描いたこの映画、公開は
7月21日(神戸は7月28日)からです!


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